会報より
モーツァルトとの出会い・・・・・会員番号 K575 本田正博
私が楽器を始めたのは中学1年、吹奏楽部に入部してからになります。楽器はトロンボーン。
それ以来吹奏楽一筋17年くらいになりますでしょうか。吹奏楽と言えば取り上げる曲はバッハ、プロコフィエフ、レスピーギ、ドビュッシー、ベルリオーズ、アルフレッドリード、フィリップスパーク、三善晃などなど。モーツァルトの曲を取り上げることはほとんどありません。もちろん弦との関わりもなかったものですからモーツァルトの印象は「音楽の授業で習う偉大な作曲家」でした。
大学入学と同時に横浜で暮らし始めた私はトロンボーンのアンサンブルと出会うことになります。
アンサンブルまがいのことは秋田にいる時もしていましたが、カルテット、クインテットの形式で本格的に始めたのはその頃です。
そのレパートリーの中にあったのが「レ・プチ・リアン(K299b)」より。
恐らく自分が始めて演奏したモーツァルトだったかと思います。当然当時原曲は知りませんでした。
トロンボーン4本によるモーツァルトって皆さんは聞いたことはありますでしょうか?
いびつな感じがするのでしょうか。それともすんなりみなさんの肥えた耳に入ってくるでしょうか。
この曲を吹いた時に初見でもなぜか曲の雰囲気のようなものが伝わってきたことを今でも覚えてます。
弦楽だけではないモーツァルト。みなさんにも一度聞いていただきたいなと思います。
アレンジの良し悪しはあれどモーツァルトはモーツァルト。誰がどんな形で演奏しても歓迎していただけますよね?