会報より
モーツァルトの旅 ザルツブルク編・・・・・会員番号 K505 日景聡子
9月21日、大きなスーツケースにギッシリ荷物を詰め込んだ私たちモォツァルト広場の仲間5人(女)は、成田から「音楽の都ウィーン」を目指して飛び立ちました。合唱団カンパネラ・コールのOB会が毎年主催している、ヨーロッパ研修旅行に参加したのです。この旅行は、各国の芸術文化、特に音楽に触れることにポイントが置かれています。
この度は、ザルツブルク、リンツ、ウィーンを巡る旅です。モーツァルトファンとしてはなんとしても行ってみたいところです。私は夫を拝み倒して滑り込み参加です。
加藤代表にこのことを話したところせっかく行くのだったら、ただ行ってはいけない。ひとつ仕事を頼む。その一、ザルツブルクのモォツァルト生家でアニバーサリーコンサート用のモーツァルトグッツを買ってくること。そのニ、リンツには秋田出身でモォツァルト広場特別会員の三浦真氏が住んでいるから、是非会って彼と一緒にモォツァルトゆかりの場所を詣でよ。さらにその三浦さんからは、せっかく来るのだったら、ただ来てはいけない。なんとか日本の食材を持ってきて欲しいと、食品リストが届いたのです。これがまぁ大変!秋田味噌どっさり、徳用削り節がっぽり、乾燥ワカメいっぱい、梅漬けにガッコ、お茶のり、うどんにそば等々・・・思いつく限り列挙されているではありませんか。余程、日本食に飢えている様子です。「そういうことならまっかせないさい!」と請負った私たちは市場に買いだしに行ったり、贈答用にあったものを供出したりで山のようになった食品を、分担して持つことにしました。かくして、音楽会用のドレスやら靴やら、それこそ味噌も何とかも一緒くたに詰め込んだ思いスーツケースをひきずって、運び屋あ、b、c、・・・は一路オーストリアへ。
(続く)